心を尽くす[語句情報] » 心を尽くす

「心を尽くす〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心を尽くすの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思い出す事など」より 著者:夏目漱石
好意の記憶として余の耳に残っている。それは当分その地に留《とど》まり、充分看護に心を尽くすべしとか云う、森成さんに取ってはずいぶん厳《おごそ》かに聞える命令的な....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
い。天賦の身は天に任せ、正を行ない邪に組せず、現世後生は敵なく、神理を常として真心を尽くすを楽しみとするのみだから、すこしも片手落ちなどの欲念邪意があることはな....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
諂うに近うして、君を欺くにも至るべし。本心より二心なく敬うを忠といえり、忠は己が心を尽くすの名にして、如才なき本心を、業と共に尽くすことなり。そのお側近うつこう....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
のなり。ゆえに余は、真理を愛すると同時に、国家を愛するものなり、真理のためにその心を尽くすと同時に、国家のためにその力をつくすものなり。これ、余が内にありて理論....