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「心室〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

心室の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
因をなしているのであった。万延元年の十月、きょうは池上の会式というので、八丁堀同心室積藤四郎がふたりの手先を連れて、早朝から本門寺|界隈を検分に出た。やがてもう....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
関する記録を探し出した。 「いいかね――」 ――創は左第五第六肋骨間を貫き左心室に突入せる、正規の創形を有する短剣刺傷にして、算哲は室の中央にてその束を固く....
冥土行進曲」より 著者:夢野久作
方の心臓なのです」 「僕の心臓……」 「そうです。よく御覧下さい。ここが心臓の右心室でここが左心室です。ここから出た大動脈がコンナにグルリと一うねりして重なり合....
十二支考」より 著者:南方熊楠
う見えるのでなかろうか。 ペッチグリウ博士続けていわく、予かつて高等哺乳動物の心室と心耳の動作を精測したき事あって一疋の猴の躯を嚢《ふくろ》に入れてひっ掻かる....