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心悲しい
「心悲しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心悲しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
六 時々足許から、はっと鳥の立つ女の影。……けたたましく、可哀に、
心悲しい、鳶にとらるると聞く果敢ない蝉の声に、俊吉は肝を冷しつつ、※々と面を照ら....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
一首の意は、今日の朝に雁の声を聞いた、もう春日山は黄葉したであろうか。身に沁みて
心悲しい、というので、作者の心が雁の声を聞き黄葉を聯想しただけでも、心痛むという....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
。急な用事で数日間町から出かけることになって、かかるおりに彼を打ち捨てて行くのが
心悲しいと言い、一つの宿所を指定して、どうか様子を知らしてくれと願った。ルツェル....