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心確
「心確〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心確の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
余りの嬉しさに胸が躍って急にガックリ打倒れた。それは正しく中気が出たのだ。 「御
心確かにお持ちなされませ」 「おー」 舌が縺れて思う事を口に出しては云えなかっ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
所有する。決してそばを離れられることがない。その弱々しい優しさで助けられる。その
心確かな蘆《あし》のごとき弱き女性に身をささえる。直接おのれの手をもって神の摂理....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
頭部の傷の為に、こう早く死ぬということはちよつと考えられませんよ」
木沢氏が内
心確信あるもののように云つた。
藤枝は、しやがんで駿三の両手をしきりに見ていた....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
名づく、虎ごとにあるでなく、最も強い虎ばかりにある、これを帯びると弱った人も強く
心確かになる、因って争うてこれを求むとあるが(ラント『安南民俗迷信記』)、ワイは....
「我に叛く」より 著者:宮本百合子
せ」 ゆき子は、何か、心の中に、今日一日で嘗てない新しい一つの道がついたような
心確かさで、良人の静かな輪郭《プロフィル》を眺めた。 jp/)で作られました。入....