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心行き
「心行き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
心行きの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸の哲学的基礎」より 著者:夏目漱石
るからして、もしモーパッサン氏に一点の道義的同情があるならば、少くともこの細君の
心行きを活かしてやらなければすまない訳でありましょう。ところが奥さんのせっかくの....
「明暗」より 著者:夏目漱石
行を誓うと思った津田のどこか渋っている様子を見た夫人はこう云った。
「あなたは内
心行きたがってるくせに、もじもじしていらっしゃるのね。それが私《わたし》に云わせ....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
そうだから、そう云われるのがいやならおとなしくするがよろしい。最後に武右衛門君の
心行きをちょっと紹介する。君は心配の権化《ごんげ》である。かの偉大なる頭脳はナポ....