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「忌垣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

忌垣の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
御息所は見ているのである。源氏の衣服から散ったにおい、そんなものは若い女房たちを忌垣《いがき》の中で狂気にまでするのではないかと思われるほど今朝《けさ》もほめそ....
源氏物語」より 著者:紫式部
って伊勢へお行きになったころから源氏はこの方に興味を持っていたのである。もう今は忌垣《いがき》の中の人でもなく、保護者からも解放された一人の女性と見てよいのであ....
源氏物語」より 著者:紫式部
の日ほどあざやかに見えたこともなかった。 十月の二十日のことであったから、中の忌垣に這う葛の葉も色づく時で、松原の下の雑木の紅葉が美しくて波の音だけ秋であると....