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忠順
「忠順〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
忠順の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:ゴーゴリニコライ
義務と存ずる次第に御座候。 さりながら、貴女に対し全幅の敬意を捧げつつ、貴女の
忠順なる下僕たることを光栄と存じ候。 プラトン・コワリョーフ拝 アレクサンドラ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
であった。 大坂西本願寺には各国公使を待ち受ける人たちが集まった。醍醐大納言(
忠順)は大坂の知事、ないしは裁判所総督として。宇和島少将(伊達宗城)はその副総督....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
のあたりに行なわれるすべての不行跡を見、かつその裏の裏まで知り尽くしていながら、
忠順の心からいっさいを見のがして反抗しない、しかし何よりも大切な点は、けっして非....
「入社試験」より 著者:佐藤垢石
どという記者は、私よりいずれも二、三年おくれて入社してきたのであった。野球の飛田
忠順などまだ早稲田の学生で、小遣い稼ぎに報知新聞の野球記事の嘱託をやっていて、夜....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
というもの、次には同じ策略を以て引捉えた夷民を選別して凶猛なる者は対岸へ放流し、
忠順なる者のみを止住せしめた。それがすなわち「まめの葉は止まれ」だというので、こ....