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「念人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

念人の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜行巡査」より 著者:泉鏡花
ざりませんので」 壮佼はますます憤りひとしお憐《あわ》れみて、 「なんという木念人《ぼくねんじん》だろう、因業な寒鴉め、といったところで仕方もないかい。ときに....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
けに能書というほどではないが筆札だけは上手であったが、その外には才も働きもない朴念人であった。 沼南が帰朝してから間もなくだった。Yは私の仕事の手伝いをしに大....
こども風土記」より 著者:柳田国男
式があって射手は右左に分れて勝負を競うほかに、おのおの一方の声援者があり、それを念人といっていたことは記録にしばしば見えている。すなわちめいめいの選手が勝つこと....