念仏宗[語句情報] »
念仏宗
「念仏宗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
念仏宗の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
なりません。 僧一 私などとは違い大切なおからだでございますからね。 僧二 誠に
念仏宗の柱石でいらっしゃいます。 僧三 法然聖人御入滅後法敵多き浄土門を一身に引....
「連環記」より 著者:幸田露伴
浄土を心にかけたのみの、まことに素直な仏徒ではあったが、此時はまだ後の源空以後の
念仏宗のような教義が世に行われていたのでなく、したがって捨閉擱抛と、他の事は何も....
「偶像崇拝の心理」より 著者:和辻哲郎
てはいるが、後来日本に発生したあらゆる宗教に必ず現われている。たとえば、日蓮宗や
念仏宗におけるディオニゾス的な(肉体的運動、一種の舞踏に伴なう所の)、宗教的歓喜....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
り伝来せるも、日本に伝わりて以来千余年を経過し、その間大いに発達進化して、すでに
念仏宗、法華宗のごとき、天竺にもシナにも聞かざる宗旨を日本に見るに至る。ゆえに、....
「法然行伝」より 著者:中里介山
れたのである。 右の趣旨を多くの経文を引いてつぶさに述べられたのが即ち撰択本願
念仏宗《せんじゃくほんがんねんぶつしゅう》である。 十九 月輪殿北政所《つきの....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ったものであったが、しかしまた一方では、毫もこれを忌まぬ宗旨もないではなかった。
念仏宗門すなわちこれである。阿弥陀如来はいかなる極重悪人でも、ことごとくこれを極....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
のも、けだしこれがためである。彼らまた実にもと浮浪の法師であった。 空也上人の
念仏宗が、また一種の特殊民たる茶筅の徒を末派に有しているのも、同じ経路をとったも....