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忻
「忻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
忻の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
待つこと惟久しかりき。 天地 忽ち 大変して、 神龍 氷湫より起る。 万方 共に
忻び躍りて、 率土 元后を戴く。 吾を召して 南京に来らしめ、 爵賞加恩 厚し。....
「心の河」より 著者:宮本百合子
、未だ口に出して云われない彼の希望や要求を察して、仕とげたのを発見すると、ひどく
忻《よろこ》んだ。普通妻が、良人の満足を見て自分も好い心持になるという以上のもの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ち喇嘛と歇宿《けっしゅく》せんことを求む、年を経《へ》月を累ね、而して父母本夫と
忻慰《きんい》す、もしあるいは病危うければ本夫をして領出せしめ、ただその婦の薄福....
「今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
する誠意を持っていると感激し、庶民出生の長い艱難多かった自身の閲歴をも忘却して、
忻然《きんぜん》として「行動の文学」を提唱し、勇躍して満州へ行く悲喜劇的な姿も、....
「連環記」より 著者:幸田露伴
彦に符し、佳器 時英を貫く。 よく経綸の業を展べ、旋陞る輔弼の栄。 嘉享 盛遇を
忻び、尽瘁純誠を※す。 の句がある。これでは寇準の如き立派な人を政敵にしても、永....
「「伸子」創作メモ(二)」より 著者:宮本百合子
うちに、年をとってしまう人かな」涙をながす 若し再び生きてかえれるなら、自分は
忻《よろこ》んで死ぬ、死んで、この苦しい境遇をかえ、新しい芽のように、新生涯をふ....