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「怒張〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

怒張の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
り合って眼も口も塞ぎ、おまけに、その雲を突かんばかりの巨人が、金剛力士さながらに怒張した四肢を張って、口を引ん歪め、半ば虚空を睥睨しているのだ。 そして、その....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
紙のように蒼ざめて、唇がワナワナと震えて来た。 参謀長は、満面朱を塗ったように怒張し、その爆発を、紙一枚手前で、堪えているようであった。 コツ、コツ。 扉....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の彼方に、忌怖すべきことを意識しているらしい。がやがて、旗太郎は、顔面をビリリと怒張させて、醜い憎悪の相を現わした。そして、痙つれたような声を前方に投げた。 「....
メデューサの首」より 著者:小酒井不木
そうです。肝臓硬変症の場合には、肝臓の血管の圧迫される関係上代償的に腹壁の静脈が怒張して、皮膚を透かして蛇がうねっているように見え、その静脈が臍のところを中心と....
石狩川」より 著者:本庄陸男
」 「のぞみが無いと申されるのじゃろう?」 そういった阿賀妻の頸《くび》すじが怒張した。 逆に問いかけられて大野順平は咽喉《のど》をふくらませた。言葉につま....
決闘場」より 著者:岡本かの子
トンを撲った。気が遠くなる程叩き付けた。ワルトンは意外にジョーンを大敵だと知って怒張した。決死の闘争が二人を捕らえた。 ジョーンとワルトン、今は何を置いても相....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
からそこには後代の護王神彫刻に見られるような誇張のあとがまるでない。しかし筋肉を怒張させ表情のありたけを外面に現わしたそれらの相好よりも、かすかなニュアンスによ....