怪事[語句情報] »
怪事
「怪事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
怪事の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
思わずそこを読んで見る葉子はあっと驚かされてしまった。
○某大汽船会社船中の大
怪事
事務長と婦人船客との道ならぬ恋――
船客は木部孤※の先妻
こういう大....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
――日比谷公園の怪屍体――」 とデカデカに初号活字をつかった表題で、昨夕の
怪事件を報道しているところを見ても、敏感な新聞記者たちは早くもこれが近頃珍らしい....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
もし事実なら、奇々怪々《ききかいかい》なる出来事だといわなければならぬ。 その
怪事の目撃者というのは、焼跡に建っている十五坪住宅の主人で、昼間は物品のブローカ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
当局へ届けてもらいます」 「いや、こうなれば、わたしも責任上、公電をうって、この
怪事件についての新しい発見を報告しなければならない」 そこで隊長からいっさいの....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
が、この鉱山へ来てくれたので、事務所はもちろん、東京本社でも大喜びだったし、この
怪事件にふるえあがっていた土地の人々も、大安心をしたのであった。 調査隊の取調....
「火星兵団」より 著者:海野十三
って来て千葉県下の出来事ながら、奇怪な天狗岩事件が持上ったわけである。この二つの
怪事件の間には、何かつながりがあるのか、どうであろうか。
いや、それよりも、友....
「怪塔王」より 著者:海野十三
後姿をじっと見つめていました。その顔には、ただならぬ真剣な色がうかんでいました。
怪事件 1 九十九里浜の沖に、一大事件があったのを一彦とミチ子とが知....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
絵はがき、首かざり、宝石入指環、はみがきに靴墨。――ちぇっ、そんなものは沢山だ」
怪事件突発! なにしろこういう絶海の孤島も同じようなところで、まっくろになって....
「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」より 著者:井上円了
月中旬より、山梨県北都留郡(すなわち、いわゆる郡内)大目村、杉本永山氏の宅に一大
怪事現出す。今、その
怪事の概略を記さんに、その本体は形もなく影もなく、目もって見....
「妖怪学」より 著者:井上円了
るものあり。愚民のこれを信仰する、かくのごとくはなはだしきに至れり。 余、この
怪事の、あるいは愚民の固信するところとなりて、ために文明の進歩を害し、社会の不利....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
す考えでござります。(謹聴) 私がこれを研究し始めまして以来、諸方から続々、妖
怪事実を御報道にあずかりまして、すでに今日まで集まっておるのが五、六百ないし七、....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
本館にて、心理講究のかたわら妖
怪事実を捜索研究し、その結果を館員に報告し、また、その事実を館員より通信せしむる....
「迷信解」より 著者:井上円了
である。全国いたるところにおいて、ただにその怪談を聞くばかりでなく、実際に狐狸の
怪事の起こるを見ることができる。ゆえに、狐狸は妖怪中の巨魁とみてよろしい。されど....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
知らずといえども、そのうち昨今、都鄙の別なく、上下ともに喋々するものは狐狗狸の一
怪事なり。中等以下のものは、そのなんたるを知らざるをもって、ただ一にこれを狐狸、....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
のか、さっぱりわかっていないそうだ。ほら、この新聞をみてみたまえ、アイピング村の
怪事件って書いてあるだろう」 「なるほど、それではやはり、ほんとうの話なんですね....