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「怪童〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

怪童の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
相撲」より 著者:寺田寅彦
ことがあった。 高等小学校時代の同窓に「緋縅」というあだ名をもった偉大な体躯の怪童がいた。今なら「甲状腺」などという異名がつけられるはずのが、当時の田舎力士の....
平馬と鶯」より 著者:林不忘
、それに、肩幅が広くて体じゅうに瘤のような筋肉が盛れ上っている――この辺で有名な怪童、威丈夫、剣客。 その平馬がいま打割羽織《ぶっさきばおり》に野袴《のばかま....
曽我の暴れん坊」より 著者:坂口安吾
く肉を食い大いに鍛錬して育つことができた。ついに身長六尺、力の底が知れないという怪童ができあがった。谷底へ大石を突き落す、大木をひッこぬく、強弓の遠矢は目にもと....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
ない。 一昔前と思い合せれば、月とスッポンの差があって、当時は囲碁界に於て木谷怪童丸と呉清源の両新人が現れて、碁界は三連星、天元等々新風サッソウたるにひきかえ....