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恋ふらく
「恋ふらく〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恋ふらくの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「富士」より 著者:岡本かの子
哀しい鳥の数も数え尽した」 「もう、いいわ、じゃ、ね」 さぬらくは玉の緒ばかり
恋ふらくは不二の高嶺《たかね》の鳴沢のごと 駿河の海|磯辺《むしべ》に生ふる浜つづら汝《いまし》をたのみ母にたがひぬ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
と言っても素知らぬ顔をしている。「入りぬる磯《いそ》の草なれや」(みらく少なく
恋ふらくの多き)と口ずさんで、袖《そで》を口もとにあてている様子にかわいい怜悧《....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ろう。この歌で、「一目見し」に家持は興味を持っている如くであるが、「一目見し人に
恋ふらく天霧らし零り来る雪の消ぬべく念ほゆ」(巻十・二三四〇)、「花ぐはし葦垣越....