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恋病
「恋病〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恋病の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「孟買挿話」より 著者:吉行エイスケ
すると若い青年が私をなぐさめるように、女が気狂いであること、生れが悪いので酔うと
恋病にかかることを説明した。 水平線に赤いラインが鬼火のように明滅しだすと機関....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
うでもなく、寝てばかりおりましたのでございますよ。」 さあ驕れ、手も無くそれは
恋病だと、ここで言われた訳ではありませんから、小宮山は人の意気事を畏まって聞かさ....
「染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
からどうして染吉が、燈心の火が消えるように、衰死したかが不思議だというのさ」 「
恋病だあね、それで死んだのさ」 「そうチョロッかに片付るなら、辻切の方だって片が....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ろ》に話しかける。見る眼にもいじらしいほどだったというンですが、これがほんとうの
恋病《こいわずらい》とでもいうンでしょう、見る影もなく痩せほそって今年の五月十七....