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恒心
「恒心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恒心の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
》ろ危険なのは明らかに冷淡さの不足である。
恒産
恒産のないものに
恒心のなかったのは二千年ばかり昔のことである。今日では恒産のあるものは寧ろ
恒心の....
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
、この地方住民の懶惰《らんだ》極まる事である。孟子の所謂《いわゆる》恒産無き者は
恒心無しとでも謂《い》うものか、多少でも財産や田畑《でんぱた》のある者は左程《さ....
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
庫、大財産なり。確固たる信心は、不動産のもっとも確かなるものたり。信心薄らぎ民に
恒心なきに至らば、神社に基本金多く積むとも、いたずらに姦人の悪計を助長するのみ。....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
したのであるが、それに似た現象はどこの国にも珍しくない。そして、「恒産なきものは
恒心なし」という支那の聖人の唯物論を逆用しようとするこの現象は、今日では一般の中....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
したのであるが、それに似た現象はどこの国にも珍しくない。そして、「恒産なきものは
恒心なし」という支那の聖人の唯物論を逆用しようとするこの現象は、今日では一般の中....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
ずにはいられない。この身に親しいインティメイトな感じが倫理学への愛と同情と研究の
恒心とを保証するものなのである。 二 倫理学の入門 倫理学の祖といわ....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
ろと見聞をひろめ、後日の参考に致そうと思っております。人間、焼跡のバラックでは、
恒心がそなわりません。ぼくのバラックでは、庭が花園になっていますが、これは職業上....