恭悦[語句情報] » 恭悦

「恭悦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

恭悦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
開くと、老人が姿を現わした。 「おお卜伝か、よく参ったな」 「謙信公にはご健勝、恭悦至極に存じます」 「もっと進め、遠慮はいらぬ」 「愚老遠慮は大嫌い、ハイハイ....
郷介法師」より 著者:国枝史郎
はないか」 「こいつはとんだ好い獲物だ」 「それ誰か引担いで行け」 盗賊共は大恭悦で娘を手籠めにしようとした。頭目と見えて四十年輩の容貌魁偉の武士がいたが、ニ....
剣侠」より 著者:国枝史郎
を手伝っていただき、愛嬌を振り蒔いていただけば、嘉門様だって大喜び、親分だって大恭悦、ということになるんですがねえ。それが昼から夜にかけて、一度もお見えにならね....
五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
ノ湯を」 「なんだつまらない、そんな事か」心の中では毒吐いたが、どうして表面は大恭悦で、ポンと額まで叩いたものである。 「いかさま近来のご趣向で」 「場所は北野....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
って家を建てたのがいつか町中になってしまってうるさくはあるが地価は騰った。当惑と恭悦を一緒にしたような住居の様子だ。古い母屋の角に不承々々に建て増したらしい洋館....