息の根を止める[語句情報] » 息の根を止める

「息の根を止める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

息の根を止めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
。ですから、貴方の不具な部分をもってせずには、誰一人博士に、自殺の証跡を残して、息の根を止めることは不可能だったのですよ」 「すると、敷物の波は何のためだい」熊....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
出してはなりませぬぞ。そなたの腕なら、舞台から笄《こうがい》を投げても、三斎めの息の根を止めることは出来ようが、それでは、望みの十分の一を、達したとも申されぬ。....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
、我々日本の当面の敵としてだ。ところで、その徹底的――いいか徹底的だぞ、徹底的に息の根を止めるには、われわれが出馬しないと、どうしても駄目なんだ。だから今夜出発....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
りずにまたも近寄りましたは、何より幸いにございます。今度こそ逃がさず追い詰めて、息の根を止めるでございましょう」 狂信者の群を見廻したが、 「向こうへ逃げて行....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
に、お浦殿が抱きしめている天国を、もぎ取るも気の毒。では、この関ノ孫六で、貴殿の息の根を止めることと致そう。行くぞーッ」 と叫んだ時には、左門は庭へ飛び下りて....
狂人日記」より 著者:秋田滋
は前より早くなった。少々残酷だとは思ったが、気持が好かった。私はもう一息で小鳥の息の根を止めるところだった。が、そのまま死なせては血が見られないことになる。 ....