»
息継
「息継〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
息継の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
雪の夜道を山坂かけて、どこへ行くんだと思召す。 ここだて――旦那。」 藤助は
息継に呷と煽って、 「この二階から、鏡台山を――(少し薄明りが映しますぜ、月が出....
「売色鴨南蛮」より 著者:泉鏡花
、チ、たッたッ堪らん。ははは。」 と込上げ揉立て、真赤になった、七|顛八|倒の
息継に、つぎ冷しの茶を取って、がぶりと遣ると、 「わッ。」と咽せて、灰吹を掴んだ....
「書記官」より 著者:川上眉山
善平なりき。別室に肴を新たにして、二人は込み入りたる談話に身を打ち入れぬ。善平は
息継ぎの盃を下に置きて、これならば、あなたもとこうはござりますまい。御周旋料は少....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
屋新助の脇腹へ合口を突き通すという一時に手違いになりますお話でございます、一寸一
息継ぎまして後を申上げましょう。 四 えいさて私は夏休みの中、....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
体が揚るまでの自由、といった。たぶん、それにちがいないのだろう。いまは、わずかな
息継ぎの時間。大池の死体が揚れば、訊問だの身許調査だの、うるさいこねかえしがはじ....