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恵沢
「恵沢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
恵沢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
典とも称すべきこの「平戦法規論」という大文字の恩賚《おんらい》を受けて、永くその
恵沢に浴することが出来るのは、全くグローチゥス夫人マリア(Maria)の賜物と言....
「巴里のむす子へ」より 著者:岡本かの子
のち」を創造するところに在る。斯るときに於てはじめて芸術は人類に必需で、自他共に
恵沢を与えられる仁術となる。一時の人気や枝葉の美に戸惑ってはいけない。いっそやる....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
大倫であり、鰥寡孤独は四海の窮民である。天下に窮民なく、人々家庭の楽あるは太平の
恵沢である。家に良妻ある程幸福はない。私の前妻節子は佐原伊能氏の娘で、実に貞淑で....
「河豚食わぬ非常識」より 著者:北大路魯山人
れ、あるいは下関そのままのふぐ料理屋が東京に少なからず散在する際だから、この美食
恵沢に未だ出合わない薄幸者は一生の不覚を悔に残さぬよう、翻然なにをおいてもまずふ....