悉に[語句情報] »
悉に
「悉に〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悉にの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「墓」より 著者:秋田滋
、突如として、はッきり冴えて来たのであります。わたくしは怖ろしい精神的な苦しみを
悉に甞めたのでありますが、その限りない苦しみを体験するにつけ、彼女がわたくしに与....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
せぬ。十一月倭彦命を身挟桃花坂《むさのつきさか》に葬る。こゝに近習の者を集へて、
悉に生きながらにして陵域に埋め立つ。数日死なず、昼夜|泣《いざ》ち吟《によ》ぶ。....