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悦服
「悦服〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悦服の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
五十年も続きて、此時太祖の盛徳偉業、炎々の威を揚げ、赫々の光を放ちて、天下万民を
悦服せしめしばかりの後なれば、かゝる不祥の事は起るべくもあらぬ時代なり。さるを其....
「端午節」より 著者:井上紅梅
ら衆が罷業の継続を主張すると、彼はまだ一度もその場に臨んだことはないが、しんから
悦服して公共の決議を守った。 それはそうと政府は遂に金を払った。学校もまた開校....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
く前途を明察して後に発する言なればその言うところ必ず行われざるなく、いわば他人を
悦服せしむるためにただそれだけのステップを踏んだというのに過ぎなかった。その自我....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
格はあまねく露語学生を薫化して、先進市川及び古川と聯んで露語の三川と仰がれるまで
悦服された。日露戦争に参加して抜群の功績を挙げた露語通訳官の多くは二葉亭の薫陶を....
「三国志」より 著者:吉川英治
ここは孫権の地で、呉主すでに三世を歴しており、国は嶮岨で、海山の産に富み、人民は
悦服して、賢能の臣下多く、地盤まったく定まっております。――故に、呉の力は、それ....