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悪たれ口
「悪たれ口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悪たれ口の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
こえていますよ」 するとその超人はあわてて後をむいて、こっちをじろじろみながら
悪たれ口をたたいている連中の方に手でなにか合図をした。それはしかっているらしかっ....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
おいしいカステラだよ。叔母さんには、なんでもちゃんと判ってるんだから、つまらない
悪たれ口はきかないで、お菓子でもたべて、きょうはまあ、お帰り。お前は、大学生にな....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
て貰ッても露程も有難いと思ッてないそうで、この頃じゃ一口いう二口目にゃ速《す》ぐ
悪たれ口だ。マなんたら因果でこんな邪見な子を持ッたかと思うとシミジミ悲しくなりま....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
。それに昨晩の勝利は彼等の心を圧倒していた。彼は彼等に馬鹿だの間抜だのとあらゆる
悪たれ口をたたき、私を医師と話させることは必要なのだと言い、例の海図を彼等の面先....
「四谷、赤坂」より 著者:宮島資夫
巡査が時々廻って来て子供を叱る。『お廻り来い、裸で来い、こっちで罰金とってやる』
悪たれ口をついて、子供達は裸で逃げ出した所である。秋になると、崖ぶちの恐ろしく高....