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悪言
「悪言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
悪言の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
を戴くの特権に与かるのである。 「我がために人汝等を詬※り又|迫害偽わりて様々の
悪言を言わん其時汝等は福なり、喜べ、躍り喜べ、天に於て汝等の報賞多ければ也、そは....
「弟子」より 著者:中島敦
経《た》ってから孔子が苦笑と共に嘆《たん》じた。由《ゆう》が門に入ってから自分は
悪言を耳にしなくなったと。 四 ある時、子路が一室で瑟《しつ》を鼓《....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
彼に分って合国一切恩沢を蒙った。五百人の者どもこれは諸大士のおかげと知って前日の
悪言を謝し、来世に聖賢に遇って解脱を得んと願うた。その因縁で五百世中常に乞食とな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
不動そっくりの形です。 三十四 室内はこうも張りきった怒罵、
悪言の真最中であるにかかわらず、ちょうどこの前後の時、一つの生ぬるい、だらしのな....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。そうしてその見識や文才や刻苦勉励の事実は多くの人の尊敬を得て、誰れからも侮蔑や
悪言を受けなかった。尤も陰では異説を唱える者もあったろうが、正面では氏を攻撃する....
「昭和二年の二科会と美術院」より 著者:寺田寅彦
に対しては好意と敬愛のほか何物も持っていない事をこの機会に明らかにしておきたい。
悪言多罪。(昭和二年十一月、霊山美術)....