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「情報局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

情報局の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
古屋 六万戸 二十七万人 神 戸 七万戸 二十六万人 これ下村新情報局総裁の手腕のあらわれと見える。 此の発表で、帝都に関しては「三月十日は不....
十五年間」より 著者:太宰治
訓練などがあり、暁天動員だの何だの、そのひまひまに小説を書いて発表すると、それが情報局に、にらまれているとかいうデマが飛んで、昭和十八年に「右大臣|実朝」という....
惜別」より 著者:太宰治
いれてもらいたい、と言われたという。 あとがき この「惜別」は、内閣情報局と文学報国会との依嘱で書きすすめた小説には違いないけれども、しかし、両者か....
ある回想から」より 著者:宮本百合子
になった。三年前は、主として内務省がその仕事をやったものであったが、四一年には、情報局がこの抑圧の中心になった。噂では、けがらわしいリスト調製に無関係ではないと....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
博士が一向動きだしたという知らせに接しないのであった。 将軍のところへ出入する情報局|蒐集官たちは、決って、将軍から同じ趣旨の質問を受けるのだった。 「おい、....
偽りのない文化を」より 著者:宮本百合子
もっと一般化されなければならないというのが谷川氏の論旨であった。ところが、当時の情報局文化統制は、講談社、主婦之友を極端な軍国主義に動員することで好戦意識を宣伝....
あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」より 著者:宮本百合子
は、極度に言論圧迫を行って、科学でも、文学でも、子供の歌まで侵略万能に統一した。情報局の陸海軍人が出版物統制にあたって、自分たちの書いたものを出版させて印税をむ....
あとがき(『宮本百合子選集』第九巻)」より 著者:宮本百合子
九三二年の三月後から一九四五年八月までつづいた日本のファシズム権力は治安維持法と情報局の取しまりとで社会主義という文字そのものが印刷物にあることを禁じ、当然ソヴ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
手紙と、それに対する顕治の十日の返事はこのいきさつにふれている。 そういう会――情報局の編輯者を集めての会議。 九月七日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(....
返事」より 著者:太宰治
られず、私なども、雑誌の小説が全文削除になったり、長篇の出版が不許可になったり、情報局の注意人物なのだそうで、本屋からの注文がぱったり無くなり、そのうちに二度も....
足のない男と首のない男」より 著者:坂口安吾
本はもうダメだと思つた。私はそれまで世の中のくはしいことは知らないが、内閣だの、情報局だの、大政翼賛会だの、みんなそれぞれ筋の正しいもので、産報といふところなど....
だいこん」より 著者:久生十蘭
があるというラジオのアナウンスがあった。夜の十二時近くパパが帰ってきたところへ、情報局から宮内省の内大臣府の広間でいま玉音の録音が終ったという通知があって、追い....
」より 著者:織田作之助
よさそうなものだ。随分映画なんかで稼いだんだろう」 「シナリオか。随分書いたが、情報局ではねられて許可にならなかったから、金はくれないんだ。余り催促すると、汚な....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
屑となって竹中工務店に寝ている。 帝劇を美麗宏壮に改装すべき夢は破れて、一度は情報局に徴用され、大政翼賛会に利用され、見る影もなき廃墟的存在に蹴落されたのであ....
夜の構図」より 著者:織田作之助
……」 「いや、生じっか時局物でない方がいい。やっぱり柔いものが喜ばれるのでね。情報局推薦なんて肩書がつくと、かえって受けませんね。こんどのあなたの脚本も、あれ....