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惆悵
「惆悵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
惆悵の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋山図」より 著者:芥川竜之介
。そこで翁はやむを得ず、この荒れ果てた家のどこかに、蔵している名画を想いながら、
惆悵《ちゅうちょう》と独《ひと》り帰って来ました。
ところがその後《ご》元宰《....
「十九の秋」より 著者:永井荷風
絮飛時花満城 柳絮《りゅうじょ》の飛ぶ時 花《はな》 城《しろ》に満《み》つ
惆悵東欄一樹雪
惆悵《ちゅうちょう》す 東欄一樹《とうらんいちじゅ》の雪 人....
「妾宅」より 著者:永井荷風
事が出来たとしたら、どんなに万々歳なお目出度《めでた》かりける次第であろう……。
惆悵《ちゅうちょう》として盃《さかずき》を傾くる事|二度《ふたた》び三度《みた》....
「日和下駄」より 著者:永井荷風
《ぎ》の寓居に歿した。わたしは富士の眺望よりしてたまたま蘇山人が留別の一句を想い
惆悵《ちゅうちょう》としてその人を憶《おも》うて止《や》まない。 君は今鶴にや乗らん富士の雪 荷風 大正四年四月....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
分は徳川の事に死するの機会を失うたれども、他人のこれに死するものあるを見れば慷慨
惆悵《こうがいちゅうちょう》自《おのず》から禁ずる能《あた》わず、欽慕《きんぼ》....
「三国志」より 著者:吉川英治
はかり難しですね」 「…………」 玄徳は、落胆して、いかにも力を失ったように、
惆悵久しゅうして、なおたたずんでいたが、そう聞くと、そばから張飛が、 「いないも....