意地汚い[語句情報] » 意地汚い

「意地汚い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

意地汚いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
椅子を寄せて陣取った。なにを食べようということになると、食べることにかけては全く意地汚い野崎が、いっぺんアイスクリームを食べてみたいな、去年の夏から食べたことあ....
交遊断片」より 著者:豊島与志雄
くろだけしか永遠に残らない。しまいに彼は箸を放り出して歎息する。 「君等のような意地汚い奴とは、もう決して肉を食わない。」 それが私達にはまた面白いのである。....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
尚な理窟がいるんですか。私は理窟ぬきに棺桶屋を軽蔑したいもんですよ。たかが一匹で意地汚いとは、おお、イヤだこと。意地汚いのは、あなたですよ。一匹のイワシを娘に食....
越後の闘牛」より 著者:佐藤垢石
士の便腹の如しといいたいが横綱の腹を五つや六つ持ってきたところで、到底及ぶまい。意地汚い話だけれど、あの肉塊が一つあったなら、幾十人前のすき焼きができるだろう。....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
も影響してお互いに控えましょう、となった結果であると思う。松の内くらいは、などと意地汚いのは時代に副わぬものだ。お互いに、物の消費を少なくして、国家経済の向かう....