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愛息
「愛息〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
愛息の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
入る時ですから、とこぼす若い爺さんもある。然し全国皆兵の今日だ。一人息子でも、可
愛息子でも、云い聞かされた「国家の為」だ、出せとあったら出さねばならぬ。出さぬと....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
父親の治明博士であったことはいうまでもない。彼は、奇《く》しきめぐりあいをとげた
愛息《あいそく》隆夫のうつろな霊魂をみちびきながら、ようやくこれまで登ってきたの....
「その願いを現実に」より 著者:宮本百合子
章をよんだ。そして深く心にきざみつけられた。その文章で、わたしははじめて※さんが
愛息香織さんに戦死されたことを知り、母としての※子さんは香織さんの霊が不滅である....
「チャアリイは何処にいる」より 著者:牧逸馬
日《ついたち》の夕方、ロス氏が、市の中心にある自分の会社から帰って来ると、二人の
愛息に付けてある若い保母が、玄関に立って、主人の帰宅を待ちながら泣いていた。 ....