愛染明王[語句情報] » 愛染明王

「愛染明王〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

愛染明王の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
け刳《く》り取られたのだから、その痕《あと》がありありと残って、まあ出来損ないの愛染明王《あいぜんみょうおう》といった形だ、とても、あの人相では、世間へ出る気に....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
であります。 「いや、その傷が物怪《もっけ》の幸いというものだ。我々の眼で見ると愛染明王《あいぜんみょうおう》の相《すがた》だ」 「ふふん」 と今度は主膳が冷笑....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
ほかに、六月二十八日には鶴岡放生会を引き上げて泰衡征伐の祈祷をなし、二十九日には愛染明王の像を武蔵の慈光山に送って修法を行わしめ、七月五日には駿河の富士御領帝釈....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
間にか、こちらからその誘惑をうまく支配してしまう。その効果を仏教では「愛染行」(愛染明王の行 愛欲に入ってしかも愛欲を度す)と言います。仏教修業の結果どんな熾烈....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
てやろうといって帰った。その跡を見送ると、ちょうど今のお社のあるところまで来て、愛染明王の姿を現じて行方知れずになったといってあります。種痘ということの始まるま....