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憂心
「憂心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
憂心の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
見られない。ねんごろに逝《ゆ》くものを葬う重厚な村の儀式気分は少しもなく、みな、
憂心※々《ゆうしんちゅうちゅう》として墓地に群がり、ある者は墓の前に額《ぬか》ず....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、前の二人とは違い、半ば散歩のような気持に見えましたが、これでも、たしかに相当の
憂心を、二人の即興者の身の上にかけていることには違いありません。 行き行きて、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
なく文意は若い。政治的達見というほどなものでもない。 けれど顕家が精いッぱいな
憂心の吐露ではあった。――久しく奥州の任地にいて、中央の政府の状をながめ「これで....