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懐っこい
「懐っこい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
懐っこいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
人に今から頼んで置くというのであった。 主人が「及ばずながら」と引受けると、人
懐っこい眼を輝かしながら頻《しき》りに感謝の言葉を述べるのであった。そして、これ....
「痀女抄録」より 著者:矢田津世子
へ行くのはいいが、どうも根が生えっちまうんでねえ」 母親の眼からみると寿女は人
懐っこい子で、誰れかれの別なく切りがなかった。おもてを近所の娘たちが通りかかった....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
諒解してくれさえすれば、いわゆる部落の人々はいずれも善人です、親切な人々です、人
懐っこい人々です。少くとも私の交際した限りの人々に、そう親しみにくいというほどの....