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「懸橋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

懸橋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
。自然に冥通を得た翁の、僅にあずまと離れた空間の隔りに在る二人のいとし子に冥通の懸橋をさし懸けられぬいわれはなかった。だが翁の心に於て、まず最初に、こどもの存否....
土の中からの話」より 著者:坂口安吾
司に藤原陳忠という男があったが、任を果して京へ帰ることとなり深山を越えて行くと、懸橋の上で馬が足をすべらして諸共に谷底へ落ちてしまった。この谷がどれぐらいの深さ....
西航日録」より 著者:井上円了
よびウェールズ中にては第一の高山とす。また、米寧海峡に駕したる鉄橋は、英国第一の懸橋にして、その名またかまびすし。ゆえに余、一詠して曰く、 米寧湾口眼前開、雪動....