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成員
「成員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
成員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
が暗示されたと思う。その結果として我々は、「いき」を或る趣味体系の一員として他の
成員との関係において会得《えとく》することができるのである。その関係はすなわち左....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
今知名な文学博士、文学士連中の名が行儀よく勢揃《せいぞろい》をしている。「はあ賛
成員にならん事もありませんが、どんな義務があるのですか」と牡蠣先生《かきせんせい....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
によるとほんとうのストライクの、口火にはなるかもしれないけれどね。ストライクの総
成員三名なんてのは、古今未聞だろうね」 「僕らは、しかし、この船の船長や、チーフ....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
かなか文壇には聞こえている名家で、新体詩じゃ有名な人だから、まず第一にあの人に賛
成員になってもらうんだね。あの人から頼んでもらえば、原香花の原稿ももらえるよ」 ....
「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」より 著者:宮本百合子
迫と戦うことが出来るようになった。今は彼女たちも、ソヴェト権力に護られた婦人社会
成員なのだ。二百八種もの民族語の新聞が刊行されるようになって来た。 僅か三パー....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
しなければならぬ。その工場でウダールニクはどんな階級闘争の歴史をもって組織され、
成員はどんな連中であるかを知らないで、そこの労働者クラブを飾る壁画、見るものを鼓....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
全体の約一割に過ぎないというのである。之は一方に於て結婚・独立・其他によって家族
成員の別居が盛んであることを示すもので、即ちそれだけ日本古来の家族制度が崩壊し、....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
来デボーリンを責任編集者としていた『マルクス主義の旗の下に』も、その編集組織と構
成員とを変更され、新たにアドラツキー(之は「レーニン研究所」及び「マルクス・エン....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
果が学習書という商品の生産に直接関係して来るとすれば、出版屋は当然、その研究会の
成員なり又特にはその成果の編集責任者なりと、人間的好みを通じるのは、商業上又社交....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
とになるだろう。 農村、実は農民の貧窮は、それ自身として見れば、忠良なる国家の
成員の動揺を意味し、内政上又国防上の危険を孕むものではあるが、之を道徳問題に転化....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
娘は大変むつかしいのね。この頃いろんな調査表がまわって来て、お米にしろ、家の中の
成員をかきます。そのとき女中さんでは絶対にいけないのよ。それが、いけない感情のよ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
くなったその敵から新しい生活資料の源泉を新しく奪う途を与える。そして反対に、その
成員の減少は、残った
成員に対し前よりも豊富に食物を与えるどころか、かえってより強....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
困難にすべて遭遇するのであるならば、もっと遥かに多数のものが成人して国家に有用な
成員となったことであろう。 この問題をもう少し深く考察してみると、これらの施設....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
程度に依存する。
かくて、利己心ではなく博愛心をもってその活動原則とし、その全
成員の一切の悪性が力ではなく理性によって矯正されるところの、想像力が考え得る最も....
「法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
よると、先ず第一に、現代社会の特徴としてそこには軍隊・官庁・企業・工場等の「大量
成員団体」が多数存在して、そのいずれもが「組織の力」によって、「機械のように」秩....