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「我が大君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

我が大君の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二月八日」より 著者:太宰治
りに、いまは背中に園子が眠っている。園子は何も知らずに眠っている。 背後から、我が大君に召されえたあるう、と実に調子のはずれた歌をうたいながら、乱暴な足どりで....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
くら夜ふす猪の床とはに宿りさだめぬ身にもあるかな つはものに数ならぬ身も神にます我が大君の御楯ともがな 木曾山の八岳ふみこえ君がへに草むす屍ゆかむとぞおもふ 嘉....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
寺があって、参りはせなかったが、かつて見た書物に、『斑鳩やとみの小川の絶えばこそ我が大君の御名は忘れじ』と歌を詠した乞丐《きっかい》が、達磨の化身であったという....
夢殿」より 著者:楠山正雄
の時、寝ていたこじきが、むくむくと頭をあげて、 「斑鳩や 富の小川の 絶えばこそ我が大君の 御名を忘れめ。」 と御返歌を申し上げたといいます。 歌の中にある....