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「我が輩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

我が輩の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
怪塔王」より 著者:海野十三
した。 「さあ、はやく覆面をとってください。しかし帆村探偵よ。この覆面の下にある我が輩の素顔を見て、腰をぬかさぬように!」 5 怪塔王が、いまや覆面....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
のなり。 学問と政治と分離すること、国のためにはたして大切なるものなりとせば、我が輩は、今の日本の政治より今の日本の学問を分離せしめんことを祈る者なり。すなわ....
経世の学、また講究すべし」より 著者:福沢諭吉
ある人いわく、慶応義塾の学則を一見し、その学風を伝聞しても、初学の輩《はい》はもっぱら物理学を教うるとのこと、我が輩のもっとも賛誉するところなれども、学生の年ようやく長じて、その上級に達する....
」より 著者:佐藤垢石
れば、他から与えられた動きのとれぬ条件を用いて、目的を達したらよかろう。ようし、我が輩はこの足の傷が全治するまでの間に、不必要な場合の水浸りの癖を正してみようと....
中津留別の書」より 著者:福沢諭吉
には公法を守て一国の独立をかがやかし、はじめて真の大日本国ならずや。これすなわち我が輩の着眼、皇漢洋三学の得失を問わず、ひとり洋学の急務なるを主張するゆえんなり....
曲馬団の「トッテンカン」」より 著者:下村千秋
て世界的|大魔術師、世界的|猛獣使い、オーケストラが日本一、そうして、小生の私の我が輩の僕が、エヘン、日本一のいい男の一寸法師、チョンチョンチョン。 さぁて皆....
徳育如何」より 著者:福沢諭吉
、漢土聖人の教をもって徳育の根本に立てて、一切の人事を制御せんとするものの如し。我が輩は論者の言を聞き、その憂うるところははなはだもっともなりと思えども、この憂....
学校の説」より 著者:福沢諭吉
るには、人の智識聞見を博くし、心を脩め身を慎むの義を知らしめざるべからず。けだし我が輩の所見にて、開知・修身の道は、洋学によらざれば、他に求むべき方便を知らず。....
中元祝酒の記」より 著者:福沢諭吉
るは、あにまた天与の自由を得るものといわざるべけんや。 然《しから》ばすなわち我が輩の所業、その形は世情と相反するに似たりといえども、その実はともに天道の法則....
探偵戯曲 仮面の男」より 著者:平林初之輔
々とはいってくる。 仮面の男――ははあ、君らは警察の回し者だな。お気の毒だが我が輩はもう少し年貢をおさめるわけにはいかんのだ。君らの痩せ腕でつかまるようなこ....
ホオムズの探偵法」より 著者:平林初之輔
のこったことは、どれほど有りそうにないことでも、それが真理に相違ないっていうのが我が輩の年来の信条だ」 話はちがうが、ポーの「モルグ街の殺人」なども、この公式....
鉄の規律」より 著者:平林初之輔
は実に物事を信じやすい男だな。君を坊主にしないで、役人のはしくれに取りあげたのは我が輩の失策だったかもしれんぞ。ところで君はアナトール・フランス(一八四四―一九....
妖怪学」より 著者:井上円了
は疲労、一は錯雑より生ずるなり。まず、その第一の起こるゆえんを述ぶるに、例えば、我が輩が詩歌を作ることを稽古するに、はじめに種々工夫思慮してはじめて成るものも、....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
西洋の宗教家にしかざるは、日本人一般の西洋人にしかざることを代表するものにして、我が輩はこの一例を見て、ますます日本宗教家の教育を進むることをつとめざるべからず....
政事と教育と分離すべし」より 著者:福沢諭吉
し、士民中はなはだ穏かならざりしことあり。政教混一の弊害、明らかに証すべし。ただ我が輩の目的とするところは学問の進歩と社会の安寧とよりほかならず。この目的を達せ....