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「戒飭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

戒飭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
、三の村民、村吏ら、神林を伐りて営利せんがため、不都合にも平田内相すでに地方官を戒飭《かいちょく》し、五千円を積まずとも維持確実ならば合祀に及ばずと令したるはる....
明暗」より 著者:夏目漱石
余音《よいん》のごとく繰《く》り返《かえ》した。夫人は半《なか》ば好奇的で、半ば戒飭的《かいちょくてき》な態度を取った。 「猿だなんて、いったい誰の事をおっしゃ....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
疑の雲は千々岩の上におおいかかりてあれば、この上とても千々岩には心して、かつ自ら戒飭するよう忠告せよと、参謀本部に長たる某将軍とは爾汝の間なる舅中将の話なりき。....
十二支考」より 著者:南方熊楠
もすれば眠食を廃して苦心する研究に大|妨碍《ぼうがい》を加うる和歌山県の官公吏を戒飭《かいちょく》して、彼輩衣食のために無益の事を繁《しげ》く興し、あるいは奸民....
細木香以」より 著者:森鴎外
は東栄が蛇の目傘を持って附いている。合方は一中節を奏する。文左衛門は助六を呼んで戒飭する。舞台が廻ると、揚巻の座敷である。文左衛門が揚巻の身受をして助六に妻せる....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
段をヌキにして、一足飛びに極楽浄土にでも行こうとあせる夢遊病患者に対して、絶好の戒飭である。 第四章 各種の霊媒能力 問『いかなる人物が、霊界の機関....