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戦史
「戦史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戦史の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軍用鮫」より 著者:海野十三
大襲撃の銅鑼《どら》が鳴ったのは、その次の日の明け方であった。 それは近代海
戦史上空前の大激戦であった。わずか三十九分のうちに、赤湾の中に游よくしていた軍船....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
し、今からその突破にあらゆる準備を急がねばならぬ。 戦争の発達を東洋、特に日本
戦史によらず、単に西洋
戦史によるのは公正でないと思う。 答 「戦争史大観の由来....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
清正記 脇坂家伝記 並に 近世日本国民史 豊臣時代史 日本
戦史 柳瀬役....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
簡単ではあるが信頼すべきもの。 堀本朝鮮征伐記 其他 日本
戦史朝鮮役 近世日本国民史朝鮮役等....
「怪塔王」より 著者:海野十三
あてに、無電で報告いたしました。 すると折りかえして本隊から、 “わが帝国海軍
戦史のあたらしき一ページは、青江三空曹のこのたびの壮挙により、はなばなしくかざら....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
刀が倒で……刃尖が爪先を切ろうとしている。 戦は、銑吉が勝らしい。由来いかなる
戦史、軍記にも、薙刀を倒についた方は負である。同時に、その刃尖が肉を削り、鮮血が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
氏物語の六倍、八犬伝の約三倍強の紙筆を費してなお且つ未完。量を以てすれば哀史、和
戦史も物の数ではないということになる。 起稿の時、著者青年二十有余歳、今年すでに....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
争を軍事科学として研究したもので、参謀本部が十数年かかって大成した仕事です。朝鮮
戦史(秀吉の唐入《カライ》り)三冊。これは兵タン、衛生、風紀まで、当時の諸原典を....
「堕落論」より 著者:坂口安吾
能なので、我々は規約に従順であるが、我々の偽らぬ心情は規約と逆なものである。日本
戦史は武士道の
戦史よりも権謀術数の
戦史であり、歴史の証明にまつよりも自我の本心を....
「塩花」より 著者:豊島与志雄
は日本が偉大な錯誤にふみこんだ記憶すべき日の翌日、連合軍司令部の記述した「太平洋
戦史」が新聞紙上に発表され初めた日の翌日、そのことも、ここには少しも反映していな....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
に絶えたのですが、それを再び、栄光のうちに蘇らせようとしても何事もなし得ず、今や
戦史と系譜の覇者は、二つながらに埋もれゆこうとしているのです」 老人の悲痛な言....
「競漕」より 著者:久米正雄
をも是認してもらうために、他の誇張をも承認した。そして会の終るころにはもう立派な
戦史が出来上ってしまった。すべての偶然が必然性を帯びて来る。それからすべての事件....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ニャクはカルシューム也という一撃によって全的に闘志を失い、もろくも敗北したという
戦史があるのである。 つまり患者の方では、コンニャクこそは論より証拠、敵の最大....
「戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
リスト」の予備軍を発見することが出来よう。陸軍大学校の出身ならば一通りの戦術論や
戦史に関する原稿は書けるだろうし、多少文章が今日の文化常識に副わなくても素人の知....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を第二軍司令官に指揮せしめ、国境会戦にてフランス第五軍を逸する一大原因をなせり。
戦史の研究に熱心なりしドイツ軍にして然り。人智の幼稚なるを痛感せずんばあらず。 ....