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戦法
「戦法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戦法の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
を幾何学的に観察すれば、方陣は点であり横隊は実線であり散兵は点線であり、戦闘群の
戦法は面の戦術であります。点線から面に来たのです。この次の戦争は体(三次元)の戦....
「戦争中止を望む」より 著者:伊丹万作
は過去のあらゆる戦績がこれを証明して余りあるところである。戦国時代のごとき斬込み
戦法で三十や五十殺したところで近代兵器の殺戮力はそれを数十倍数百倍にして返すだろ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
場のあたりへ投弾した。いったん西進し、反転東へ向かって帝都を襲撃するという一つの
戦法を取ったつもりであろうが、こっちでは油断なく、いつでもいらっしゃいであるから....
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
言われている。 武田信玄も、上杉謙信も、その軍隊の編制に於て、統率に於て、団体
戦法に於て、用兵に於て、戦国の群雄をはるかに凌駕して居り、つまり我国に於ける戦術....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
煙の下より直ちに乗込んで、馬蹄に蹴散らすという、いかにも、東国の兵らしい荒々しき
戦法である。 この猛撃にさすがの幸村の兵も弾丸に傷き、死する者も相当あった。 ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
機械人間が、火焔放射器を持って立っていて、めったなことでは近づけません。こちらの
戦法を、向こうに横どりされましたよ。それでこうして逃げて来たんです」 山形警部....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
。戦争を行って、しかも戦後に兵力のうえで依然として世界を睨みつけるためには、この
戦法に勝るものはない。 そのような信念の下に、アルゴン大将は、凡そ太青洋を進攻....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
えらいことをやったものですね」 「あまり効き目があるものだから、敵の方でも、この
戦法を利用して、わが軍の方へ穴を掘ってきた。とんかちとんかちと、穴の中でつるはし....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
「うむ、それではこれから作戦を考えよう。人数はすくなくとも、必ず成功するという
戦法をみんなで考えだすのだ」 夜をとおして、みんなが智恵をしぼったあげく、これ....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
汽船と攻撃機とをじっと見つめています。 大胆不敵の艦長 痛快な捨身の
戦法 一難去って又一難。こんどの相手は、潜水艦の最も苦手とする飛行機です。これ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
碼とおぼしいあたりから、とどめの二矢を火焔めがけて射ち出したのである。 この逆
戦法に、敵はまんまと、思う壺に入ってしまった。砲|塁や他の艦が、それと気づいた頃....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
威のものであったが、現在はもはやこの相懸り定跡は流行せず、若手棋師は相懸り以外の
戦法の発見に、絶えず努力して、対局のたびに新手を応用している。が、六十八歳の坂田....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
るいは油紙に火を点けたようにペラペラ喋べり立てる達弁ではなかったが、丁度甲州流の
戦法のように隙間なく槍の穂尖を揃えてジリジリと平押しに押寄せるというような論鋒は....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
って辛抱くらべを始めました。そしてじりじりと最後の勝利を得ることにしました。この
戦法はその際是非とも必要だったのでした。それより他に仕方がなかったのでした。しか....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
会戦指揮は、またもや第二線決戦を主とするに至れり。 一 古代の密集戦術は「点」の
戦法にして単位は大隊なり。横隊戦術は「実線」の
戦法にして単位は中隊、散兵戦術は「....