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戸頭
「戸頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
戸頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
」
隅「おやまア早くお帰りで、今日は大層酔って何処へ」
富「ヘエ、水街道から
戸頭《とがしら》まで、早朝から出まして一寸帰りに水街道の麹屋へ寄りましたら能く来....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
うろう》こと実証なり 久世|大和守《やまとのかみ》家中 小納
戸頭《おなんどがしら》 茂木|甚右衛門《じんえもん》」 それすらが容易ならざ....
「名君忠之」より 著者:夢野久作
れる体でシオシオとお屏風の間まで来た。 「何事で御座った。大目付殿……」 お納
戸頭の淵金右衛門という老人が待兼ねておったように大屏風の蔭から立現われた。 「お....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
なってこのかた、俄かに引き立てられて、今では禄も千石、城中へ出入りも自由のお小納
戸頭取というすばらしい冥加者でした。 「あいつめが来ておるとすると――」 「企ん....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
|僧正を京都より迎え、江戸にある老中はもとより、寺社奉行、大目付、勘定奉行から納
戸頭までも参列させ、天台宗徒をあつめて万部の仏経を読ませ、諸人にその盛典をみせ、....
「狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
わい。蔵元屋に手を入れるとなると容易な事ではないのじゃ。御家老様、大目付殿、お納
戸頭などと十分に御打合わせを願うた上で、お指図を受けねばならぬが……しかし……」....