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「所属〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
所属の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
あって、その協約を四社協定(以前の五社協定)という。 四社協定というのは、四社
所属の従業員たちから就職に関する多くの自由を合法的に剥奪することを目的とする一種....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
然たる威容を、とりもどして、即時全空軍に命令を発した。 「今より吾が米国聯合艦隊
所属の空軍二千機は、一機をも剰すところなく直ちに艦上を離れ、空中に於て強行戦闘隊....
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
車用の炭水車付機関車なんです。 ところが、妙な事にこの機関車は、H駅の機関庫に
所属している沢山の機関車の中でも、ま、偶然と言うんでしょうが、一番|轢殺事故をよ....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
れるように急いで身支度をした。S君のゆうべの話を再び考えるひまもなしに、僕たちは
所属師団司令部の所在地へ駈けて行った。老人は門前まで送って来て、あわただしく出て....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
氏に挨拶していってやろう」 魚戸氏は、僕と同じく報道員である。だが彼と僕とは、
所属の会社を異にしているので、はっきりいえば競争者であり、もっとはっきりいうと敵....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
さん知らないよ。とにかくまず航空母艦でサ、その次が海軍の佐世保航空隊と、兄さんの
所属している陸軍の太刀洗飛行連隊だ。――その外、朝鮮半島の平壌には陸軍の飛行連隊....
「銀座は昔からハイカラな所」より 著者:淡島寒月
離れていますが、今の精養軒の前は釆女ヶ|原でした。俗にこれを海軍原と呼んで海軍省
所属の原でしたが、ここで海軍省が初めて風船というものを揚げました。なにしろ日本で....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
、いつまでも一緒になって自分の暇をつぶしてはいられないのである。 わたしは彼が
所属の会社の上役に書面をおくって、彼から聴いた顛末を通告しようかと思ったが、彼に....
「人体解剖を看るの記」より 著者:海野十三
ある。また兎の解剖でみたのと、大同小異であった。ただこれは、人間の腹の中だという
所属的の違いだけのことで、愕くほどのことはなかった。しかし内臓はなんとなく内部か....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
る。 くり返していう。芸術は何よりもまずその民族のものである。したがつて自己の
所属する民族に奉仕する以外には何ごとも考える必要はない。いな、むしろ考えてはなら....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
私にとつて一つの有益な教訓であつた。元来私は一個の芸術家としてはいかなる団体にも
所属しないことを理想としているものである。(生活を維持するための
所属や、生活権擁....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
号をつけて、坑口の見張所でいちいち入坑の時に検査をさしていた。その安全燈の一つが
所属不明で転っていたと云うのであるから係長の顔は瞬間固くなった。 「何番だ?」 ....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
事が簡単に載っていた。 ××街の大劇場○○座が今度経営困難に陥り米国の富豪某氏
所属のデパートとなった。旧劇場附属の人員は此の際大方採用されて、その新百貨店の使....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
北に接し、槍と同形の峰が二百尺ばかりも屹立っている、小槍とでもいいたい、が穂高の
所属だから、剣ヶ峰というておく。忘れていた晴雨計を見ると、約二千六百五十米突、華....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
うち、英国および英国所領地内にあるもの百四十七人なりという。 寺院の堂宇および
所属財産は、国教宗にては法律上その住職の所有とし、非国教宗にては檀家中の主なるも....