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所所
「所所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
所所の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
いう魂胆で、まずそれには、というところから伊豆さまのご藩中へ先に巣を造り、巧みに
所所ほうぼうへあのとおりのさるまわしとなって駆けまわり、将軍家の日光ご社参の機会....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
外へ出るともう管轄違いです。だから、罪人のうちにも少し知恵の働くやつがあって、闕
所所払い、いわゆる江戸追放の刑を受けた場合、十里四方三里四方というようななわ張り....
「読書法」より 著者:戸坂潤
ない。元東大工学部教授・工学博士大河内正敏氏についても同様である。更に理化学研究
所所長、及び理研コンツェルンの総帥としての氏についてさえも、個人的にはあまり知っ....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
かれて横浜へ入港した。船の名はシビリアコフ号、これがソビエト政府の北氷洋学術研究
所所属の科学者数名を載せて北氷洋をひと夏に乗り切ったものであるということが新聞で....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
、是も神代を其儘と詰らぬ者をも面白く感ずるは、昨宵の嵐去りて跡なく、雲の切れ目の
所所、青空見ゆるに人の心の悠々とせし故なるべし。珠運梅干渋茶に夢を拭い、朝|飯や....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
に限定される。その第一の方面はいわゆる農村工業化運動なのである。これは理化学研究
所所長大河内正敏氏などが夙くから唱道して来たところであるが、呉海軍工廠が試験的に....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
六重を落し、得長寺院の三十三間の御堂も、十七間までゆり倒す、皇居をはじめて、在在
所所の神社仏閣、あやしの民屋、さながら皆破れくづるる音はいかづちの如く、あがる塵....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
判又ハ事実審理ニヨリ被告人ニ有利ナル判決アリタルトキハ前号ニ従ウ
(三)事務
所所在地以外ニ出張スル場合
(1)旅費 二キロニ付十銭以上一円以下
(2)日....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ぎには、僧侶《そうりょ》、田舎《いなか》の公証人、などであって、しまいにその郡役
所所在地に来て身を落ち着けたのであった。その地で、現在のジャンナンの父であるオー....
「トロッコ」より 著者:芥川竜之介
は又前のように、重いトロッコを押し始めた。竹藪は何時か雑木林になった。爪先上りの
所所には、赤錆の線路も見えない程、落葉のたまっている場所もあった。その路をやっと....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
れ果てて、自分の失策のために彼女がどんなに苦しみ悩んでいるかと心を傷め尽くして、
所所方方をさまよい歩いていた。 ある晩、町でも最も宏壮なる別邸の一つとして知ら....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
仏公使|曾根荒助《そねあらすけ》に推挙せられ博覧会事務長官に任ぜられ日本出品事務
所所長となり斡旋《あっせん》の功によりて正五位勲四等に叙せられたり。明治三十六年....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
―――――――――――――――――――― 追而申遣候。物部川より東甲浦限、両郡中
所所算所取前神子くし之事仕候也。 二月六日 一豊(花押)....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
像画、ヴァルトミュラー作。(ライプチッヒ、ブライトコップ※・ウント・ヘルテル出版
所所蔵。複製はフリンメルの第七十二頁) 一八二四年―二六年――素描戯画(散歩する....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
トリオは極めて尤もらしいのだ。 本多光太郎博士は人も知る東北帝大の金属材料研究
所所長である。かねてより総長である。業績として物理学では磁気の研究、冶金学では鉄....