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「所無し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

所無しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
云わなければなるまいかなどとも考える。それと同時に、「狐に穴あり、人の子は枕する所無し」が、今の場合まったく痛切に感じられた。 しかし私の横町にも人家が軒なみ....
運命」より 著者:幸田露伴
まず 郷井の中を。 茫乎たる 宇宙の内、 飄転して 秋蓬の如し。 孰か云ふ 挾む所無しと、 耿々たるもの 吾胸に存す。 魚の※に止まるを為すに忍びんや、 禽の籠....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
海長鯨を掣す 船虫 閉花羞月好手姿 巧計人を賺いて人知らず 張婦李妻定所無し 西眠東食是れ生涯 秋霜粛殺す刀三尺 夜月凄涼たり笛一枝 天網|疎と雖ども....