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「手染〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手染の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
れたのが待っていて、お茶をのんであのひとはかえり、私は島田の母様が私へ下さったお手染のチリメンの半襟を又眺めなおして、いただいたコーセンをしまって、手伝いに来て....
源氏物語」より 著者:紫式部
は花散里を思った。源氏の直衣の材料の支那の紋綾を初秋の草花から摘んで作った染料で手染めに染め上げたのが非常によい色であった。 「これは中将に着せたらいい色ですね....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
のヨリコを買い入れて、めいめいの糸を紡いだのである。それから糸にしてからも、紺は手染めができないので、あの頃ぽつぽつできていた職業の紺屋に誂えて染めさせ、機を立....