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「手者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
於《おい》て何者に」 町「はい、何者とも知れません、お検死の仰しゃるには余程｜手者《てしゃ》が斬ったのであろうと、それに親父《ちゝ》がたしなみの脇差を佩《さ》....
「慈悲」より 著者:岡本かの子
、うかつものの愚な所行です。そんな時、ものを遣《や》る代りに、そのなまけ者のお上手者の頬に平手の一つも見舞ってやる。誡めになり発憤剤になるかもしれません。その方....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
》の至境に達したのさ」 あまり迷亭の言葉が仰山《ぎょうさん》なので、さすが御上手者《おじょうずもの》の鈴木君も、こりゃ手に合わないと云う顔付をする。主人はまた....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
寺へ内葬を致しました。其の時検使に立ちました役人の評議にも、誰が殺したか、織江も手者だから容易な者に討たれる訳はないが、企んでした事か、どうも様子が分らん。死屍....
「三人の相馬大作」より 著者:直木三十五
、手前、討取りまする節は、小者の姿でおりましたが――」 「成る程――して、中々、手者《てもの》だと聞くが、尋常に名乗りかけて討ったか」 「中々――お恥かしい話で....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
います」 相「ナニ負傷で、何故早く云わん、それじゃア狼藉者が忍び込み、飯島が流石手者でも多勢に無勢、切立てられているのを、お前が一方を切抜けて知らせに来たのだろ....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
申す者がございまして、越後高田のお国では鬼組と申しまして、お役は下等でありますが手者の多いお組でございます。この水司又市は十三歳の折両親に別れ、お国詰になり、越....
「男女交際より家庭生活へ」より 著者:宮本百合子
のだ、と云う、確信があるからなのです。非常な富豪とか、又、一部の交際社会、所謂派手者の間では、親から財産を分与され、二十一で、お雛様のような結婚をする男もないで....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
するに、彼は、人気を取っていないように見せかけて人気を浚ってしまう、顔の怖いお上手者に過ぎないのです。私達には何らの関係もない、古風な、過失的存在です。』 『僕....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
――その風俗が四十位の女の人がしていておかしくないほど、パラリとした顔立ちの、派手者《はでしゃ》だった。 秀造さんは私の老母《はは》にいわせると、伊井蓉峰《い....
「源氏物語」より 著者:紫式部
凡な品でないのを、技術の専門家にだけ取らせてしまうのはよろしくない。少し純真な下手者も競争にはいりましょう」 などと言って庭へ下りた。この時にも衛門督がめいっ....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
阿諛※佞《あゆてんねい》の人」 と評するし、乙は、 「よいぐあいに世渡りする上手者《じょうずもの》、愛嬌《あいきょう》を振りまく八方美人」 という。また丙《....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
った、まだ日は落ちなかった、札所下の宿に泊ることが出来た、おばあさんなかなかの上手者、よい宿である、広くて深切で、そして。―― 五日ぶりの宿！（よい宿のよい風呂....
「芳川鎌子」より 著者:長谷川時雨
故｜曾禰荒助《そねあらすけ》氏の息で、若く華やかな貴公子連の間にも名高い、寛濶派手者《かんかつはでしゃ》で、花柳界に引張り凧《だこ》のお仲間であった。 鎌子は....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
った、うかつものの愚かな所行です。そんな時、ものをやる代りに、そのなまけ者のお上手者の頬に平手の一つも見舞ってやる。誡めになり発憤剤になるかもしれません。その方....