» 手足纏

「手足纏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

手足纏の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
車屋の小供」より 著者:田中貢太郎
を往来している比のことであった。その車を曳いている車夫の一人で、女房に死なれて、手足纏いになる男の子を隣家へ頼んで置いて、稼ぎに出かけて往く者があった。 小供....
死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
いて泣いていた。上の二人の子供は暑中休暇に土佐へ往ってまだ帰っていなかったので、手足纏いがすくなかった。末の女の児は赤いメリンスの単衣を着ていた。私はいきなり末....
南国太平記」より 著者:直木三十五
を見て、首を横に振った。 「そうであろうな。では、江戸へ戻れ。益満には、そち如き手足纏《てあしまと》いであろうが、わしは、一人の妹として、生きるも、殺すも、二人....