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手録
「手録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
手録の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の兎は雪を潜《くぐ》って※鼠《はつかねずみ》を追い食う(一八七六年版サウシ『随得
手録《コンモンプレース・ブック》』三)と同例で北京辺の兎も鼠を捉るのか知れぬ。日....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
づかず、神の下属《てした》なれば神蛇《デブア・サールバ》と名づく。サウシの『随得
手録《コンモンプレース・ブック》』二に、衆蛇に咬まれぬよう皮に身を裹《つつ》み、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
し、馬に嚥《の》ましめ、その後口を洗い歯を潔《きよ》めやると見え、サウシの『随得
手録《コンモンプレース・ブック》』二には、麪麭《パン》で馬を飼った数例を挙ぐ。『....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
でない(一八九六年板バーゲン編『英語通用民の流行迷信』二五頁)。サウゼイの『随得
手録』第二輯に、インドのヌデシャの王エースウルチュンズルは、猴を婚するに十万ルピ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
頁。参取。『大英百科全書』一五巻一三五頁。二四巻一九二頁)。 サウシーの『随得
手録』三輯記する所はやや異なるなり。いわくサンドミンゴ・デラ・カルザダで一女巡礼....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
製の※豕肉をポケットに入れ往き、クックに頼んで特に調味せしめた(サウゼイの『随得
手録』四輯)。自分が愛する物を食うは愛の意に戻《もと》るようだが、愛極まる余りそ....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
勇《よしいいさむ》さんが『白孔雀』巻末に書いた感想をひいてみると、 ――今その
手録された詠草を見ると、「薫染《くんぜん》」に収められた歌以外のものに、かえって....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
るいは書足した箇処もあるが、大体は惣て旧稿に由る。 二葉亭が明治二十二年頃自ら
手録した生いたちの記がある。未完成の断片であるが、その幼時を知るにはこれに如くも....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
のセイス老教授から自分は聴いた。かつて埃及の古跡発掘において、中期王朝の一書役の
手録が出てきた。今からざっと四千年前とかのものである。その一節を訳してみると、こ....