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打傷
「打傷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
打傷の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無惨」より 著者:黒岩涙香
四五歳と見受けらるゝ男の死骸は何者の所為にや総身に数多の創傷、数多の擦剥、数多の
打傷あり背などは乱暴に殴打せし者と見え一面に膨揚り其間に切傷ありて傷口開き中より....
「まぼろし」より 著者:国木田独歩
恐れほど惨痛のものがあろうか。しかもかれには言うに言われぬ無念がまだ折り折り古い
打傷のようにかれの髄を悩ますかと思うとたまらなくなってくる。かれの友のある者は参....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
致したか、御存じありませぬか」 船「此処にいるじゃねえか、見なせえ、此の通りの
打傷、いろ/\介抱もしたが、とても駄目だ、諦めなせえ」 と聞いて文治は舟人の亡....
「恨みの蠑螺」より 著者:岡本綺堂
、おまえの怪我はどうだえ。痛むだろう。」 「なに、大したこともありません。多寡が
打傷ですから。」 「じゃあ、まあ、あしたになっての様子にしよう。なにしろお前は少....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
もない。
「ところが、おふくろの罰があたったのか、朱実の奴が、瓜生山で辷った時の
打傷が痛いといいだし、それからこの茶店でずっと寝込んでしまったというわけ。おれも....