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「払戻し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

払戻しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
親という二字」より 著者:太宰治
てベンチから立ち上り、郵便局備附けの硯箱《すずりばこ》のほうへ行く。貯金通帳と、払戻し用紙(かれはそれを、うけ出しの紙と言っている)それから、ハンコと、三つを示....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
の行方は実際的には何の課税もないと同じな大財閥、大企業家に、政府が再び形を変えて払戻してやる仕組になっているのである。財閥解体は一つの表面上の見せかけに過ぎない....
モラトリアム質疑」より 著者:宮本百合子
新聞紙にはモラトリアム案内の記事が満載された。月給現金最高五〇〇円、一ヵ月に預金払戻し世帯主三〇〇円と家族一人増す毎に一〇〇円、今までよりずっと暮しは楽になると....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
アイランドにしろ、仮にも王さまの御用とあらば致し方ない。で、不平たらたら汽車賃の払戻しを受けて、一等客が全部二等車へ押しこめられ、いよいよ長途シベリアの旅へ上る....