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批准
「批准〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
批准の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
結の段まで漕《こ》ぎつける。外務首脳部のほかだれも知らない密約である。カイゼルの
批准《ひじゅん》を得た草稿を帯びて、厳秘《げんぴ》のうちに、独立特務機関の有数な....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
いた事、恰も埃及国の全権が、ダメス王に依って掌握され、ダメス王の名に依って他国と
批准交換されていた如くでありました。しかも王は太平楽の裡に無為徒食しておりました....
「新疆所感」より 著者:日野強
たま、もって露国の伊犂に対する野心の存する所をみるに足るべし。当時リワヂヤ条約の
批准に反対したる左宗棠が奏議中、左の一節あり。いわく、『さきに中国、露国と相接せ....
「黒船来航」より 著者:服部之総
それがサンフランシスコ条約であり、日米安全保障条約であり、行政協定であり、今また
批准《ひじゅん》されようとしている日米通商航海条約だということができよう。百年前....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
政府との間に締結された仏幕秘密条約が手に握られていた。幕府がこれを受容さえすれば
批准使をまたず即刻効力を発するはずになっていたから、長州砲撃は四国連合艦隊によら....
「国際聯盟とは如何なものか」より 著者:新渡戸稲造
招請せられた国が十三国で、米国大統領は聯盟創設の主張者でありながら、議会が規約を
批准せなかったから合計四十四国であったが、今は五十五ヶ国となり、加盟せぬ国は極め....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
課題となっております。しかるに、対日平和条約に対しては、まだ多くの未調印国家、未
批准国家があり、特に一衣帯水のソ連並びに中共との間には戦争の状態が残っておるので....