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「抄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

抄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「日光小品」より 著者:芥川竜之介
編輯《へんしゅう》に急がれて思うようにかけません。宿屋のランプの下で書いた日記の抄録に止めます。 （明治四十四年ごろ）....
「路上」より 著者:芥川竜之介
沢慧《ふじさわさとし》君。『城』同人《どうじん》の大将株で、この間ボオドレエル詩抄と云う飜訳を出した人だ。――こっちは英文の安田俊助《やすだしゅんすけ》君。」と....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
合い元気になりぬ。 ◯宮様又もや御放送。 ◯「大義」を村上先生（医師）へ、「大義抄」を奥山老士へ貸す。 ◯「維摩経新釈」を読みはじむ。 八月二十四日 ◯昨夜よ....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
海の新聞に、とんでもない人騒がせの広告を出したものである。 その広告文をここへ抄録してみよう。 全世界人ヘノ警告文 余スナワチ金博士は、今度ヒソカニ感....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
には、めずらしく日本語で表題が書いてあった。それは『消身術に於ける復元の研究文献抄』と読まれた。 「ふうん――」 課長はうなって、その表題に見入った。消身術に....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
、モーゼス自身が、その序文の中で細大を物語っているから、参考の為めに、その要所を抄出することにする。―― 『本書の大部分を構成するものは、所謂自動書記と称する方....
「辞書」より 著者:折口信夫
ている。これは平安朝まで溯ることができる。『倭名類聚鈔』『新撰字鏡』『伊呂波字類抄』、皆そうである。その前は、ことば――大事な語――を覚えさせることだった。だか....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
一、この一巻は六朝・唐・五代・宋・金・元・明・清の小説筆記の類から二百二十種の怪奇談を抄出した。敢て多しというではないが、これに因って支那のいわゆる「志怪の書」の大略....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
大図書館所蔵本とが今残ってる馬琴日記の全部である。この早稲田本を早大に移る以前に抄録解説したのが饗庭篁村氏の『馬琴日記抄』であって、天保二年の分を全冊転印された....
「J・D・カーの密室犯罪の研究」より 著者:井上良夫
し、独立的に取出して来てみても充分に読み応えはあろうと思われる。それで以下、適宜抄訳意訳に簡単な註釈も加え御紹介しておきたい。 まずフエル博士は、作者カーに代....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
る。それから、明治十五年にベイン（Bain）の Mental Science を抄訳して、これを『心理新説』と題して明治十五年に発行した。心理学の書としては西周....
「明治時代の湯屋」より 著者:岡本綺堂
湯と今日のいわゆる浴場とは多少の相違があるので、何かの参考までにその一部をここに抄録することにした。勿論、一口に明治といっても、その年代によって又相当の変遷が見....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
間に顔を出すほどの著述ではないが、ジスレリーの夢が漸く実現された時、その実余人の抄略したものを尾崎行雄自著と頗る御念の入った銘を打って、さも新らしい著述であるか....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
や東遊のような御神事の歌の中には短歌が厳然と形を保っている。のみならず、『梁塵秘抄』や『閑吟集』や隆達の小歌にまで短歌形式は崩れずに伝わってゆく。が、それだけに....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
縦ち、引いては縦ち、幾ら痿やそうとしても、痿えないでしよう。やや暫くかかって漸く抄い上げて見ると、大きな塩鮭程なのでしょう。私が急いで雑巾を取るか取らないに、（....